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年金破綻によって安楽死の現実味が増す…人は幾らで死ねるのか?

5月22日に金融庁がまとめた「資産寿命」の指針案が物議を醸し出しています。

株式会社アクシア代表の米村歩氏のtwitterが非常に分かりやすいものだったので、ここにも貼り付けさせてもらいますが、要約すると「年金はもう無理だから自助努力でなんとかしてね」ということになります。

少子高齢化により、年金の給付水準維持が困難なものとなっていくことは人口統計からも明らかであり、今後は以下のような自助努力によって老後を生き抜く必要があるわけです。

  • 勤労継続
  • 支出削減
  • 資産形成と資産運用

この金融庁の指針案に対し、多くの若者から悲痛な叫び声が上がっています。

そしてその叫び声の内容というのが、「安楽死」を認めて欲しいというもの…

この記事では、日本ではまだ認められていない安楽死について、認められている国や地域、その方法や費用などについてまとめていきます。

年金破綻による「安楽死」を望む若者たちの声

このように数多くの若者たちがいずれ確実に訪れる年金の破綻を嘆き、その代わりに安楽死を認めて欲しいという内容のメッセージをtwitterなどに投稿しています。

日本ではまだ認められていない「安楽死」ですが、認められている国や地域はどこがあるのでしょうか?

「安楽死」が認められている国や地域について

世界広しとはいえ、「安楽死」が認められている国や地域は非常に少ないのが現実です。

「安楽死」が認められている国や地域は次の通りとなっています。

  • スイス
  • オランダ
  • ルクセンブルク
  • ベルギー
  • カナダ
  • アメリカ(ワシントン・モンタナ・バーモント・ニューメキシコ・カリフォルニア州)
  • オーストラリア(ビクトリア州)

それぞれの国や地域によって、年齢の規定や「安楽死」を望む理由(重篤で不治の病であることなど)があることなど、「安楽死」が認められる条件はあります。

経済的な理由で「生きるのが辛い」だけでは、なかなか「安楽死」も認められることはないと言えるでしょう。

それでも私たち日本人が「安楽死」を望む場合、どのような方法をとれば良いのでしょう?またその費用はどの程度必要なのでしょうか?

「安楽死」の方法と費用について

現時点で「安楽死」を認めている国や地域のうち、外国人の「安楽死」を認めているのはスイスしかありません。

スイスには安楽死の団体がいくつもあるのですが、そのうち外国人の受け入れを行ってくれる団体は次の2つの団体です。

  • ディグニダス
  • ライフサークル

ただし、「安楽死」とはいえ、スイスでは医師が患者に直接手をくだすことは認められておらず、死ぬことを手助けすることしか認められていません。

つまり、「安楽死」の方法は「これを飲めば死ねる」という毒薬が注がれたコップの液体を飲み干すという方法になるのです。

そして団体の人たちはその毒薬をコップに注ぎ手渡すだけ…

それを飲み干す勇気が無ければ死ぬことはできないのです。

点滴で少しずつ体内に毒薬を…そして楽に死ねる、そんな感じをイメージをしていましたが、現実は随分と違うようです。

そして、「安楽死」にかかる費用は渡航費や宿泊費を合わせると、概ね150万円〜200万円程度になるそうです。

先ほども触れたように、今の段階では経済的理由などで「安楽死」が認められることはありませんが、とりあえず誰にも迷惑をかけることのない死を選択するには、多少の貯蓄は必要になるということでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

少子高齢化により年金という制度が破綻することは多くの人が理解していることではあります。

ただし、年金破綻の中での未来が描ききれないのも確かなことで、その絶望感が「安楽死」という考え方を引き起こしてしまうのでしょう。

この先がどうなるか分かりませんが、年金という制度に頼らない未来をそれぞれが創り上げていく他にありません。

そしてそれと同時に生きることが苦しい人たちを救う一つの方法として、「安楽死」というものの法制化が議論されるべきだとも思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。