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新幹線でハサミ男が現行犯逮捕!いざという時にどうするべきか

新幹線車内に「ハサミ男」

神奈川県内を走行中の東海道新幹線の車内で、ハサミを持った男が器物損壊の疑いで逮捕されています。

逮捕されたのは50代ぐらいの男性と見られ、新幹線の壁に持っていたハサミで傷をつけたという疑いが持たれています。

ケガ人などはなく、新幹線の運行にも遅れのなかった今回の事件ですが、ここ最近、新幹線で同様の事件が続いており、日本の新幹線安全神話に疑問が投げ掛けられてもいます。

そもそも新幹線とは、不特定多数の人間が逃げ場のない密室の中にいるという特殊な乗り物でもあり、日本の新幹線は今後どのようにして安全性を確保していくのか、本格的な議論が必要なのかも知れません。

新幹線内で起きてしまった凄惨な事件

 東海道新幹線 火災事件

2015年(平成27年)6月30日に新横浜〜小田原間を営業運転中の東海道新幹線車内で、男が焼身自殺を図り、火災が発生した事件となっています。1964年10月1日の同線の開業以来、そして、全新幹線でも初めての列車火災事故となった事件でした

この事件では、焼身自殺の巻き添えによって、当時52歳の女性が気道熱傷によって窒息死をしており、新幹線の安全性に大きな疑問が投げかけられた事件でもありました。

東海道新幹線 殺傷事件

2018年6月9日、東京発新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ」の最終便で、男が乗客にナタなどを振るって、男性1人が死亡、女性2人が重傷を負うという衝撃的な事件はまだ記憶に新しいのではないでしょうか?

この事件で亡くなった梅田耕太郎さん(享年38歳)は、犯人の凶行を静止しようと試みた結果、その尊い命を落とすこととなったのでした。ただし、この時に梅田さんが勇気ある行動を取らなければもっと多くの犠牲が出ていたことは間違いなく、この時にも新幹線という密室での安全性に大きな疑問が投げかけられたのでした。

海外の新幹線の安全性は!?

大惨事には至りませんでしたが、今回の「ハサミ男事件」も含め、新幹線という特殊な環境下での安全性を確保する方法はどのように為されていくべきなのでしょうか?

ここでは海外の事例についてまとめてみました。

ニューヨーク グランドセントラル駅

アメリカでも最大規模を誇る「グランドセントラル駅」では、兵士と警官が武器を持った警戒に当たっています。


9.11NY同時多発テロ以降もテロの脅威が無くなった訳ではなく、常に利用者の安全性を確保するための体制が取られています。

ニューヨーク ペンシルバニア駅

同じくNYのペンシルバニア駅では、警察犬の動員も行い、利用者の安全性を確保する体制が取られています。

ヨーロッパ高速鉄道 ユーロスター

ヨーロッパの高速鉄道・ヨーロスターでは、専用ゲートを設置し、全ての乗客に手荷物検査と金属探知機を使った検査を実施しているそうです。ただしユーロスターの場合、東海道新幹線と比べ定員は3割少なく、運行本数でも10分の1程度しかないことから、このような徹底した対策が講じられるとの意見もあります。

国内新幹線の安全に対する取り組み

一方で日本の新幹線においても安全に対する取り組みが為されていない訳ではありません。

  1. JR東海では火災に備え、防煙マスクと防火手袋の装備を進め、その利用訓練も行われています。
  2. また、可燃物の車内への持ち込み強化や車内への監視カメラ設置も進められています。
  3. JR東海では防犯カメラと非常ブザーを連動させることにより、運転台や車掌室で状況の把握がすぐに行えるようにもなっています。
  4. 刃物を持った犯行に対し、座席を盾として使う訓練も行われています。

けれどこのような対策は決して犯行を抑止するものとは言えず、結局のところ、新幹線内における安全性の問題は解消に至っていないのが現実です。

飛行機では登場前の手荷物検査が当たり前となっていますが、多くの人分刻みで利用をする列車においては、そのような対策を万全にすることが難しいというのが大きな理由でもあります。

利用者の安全性を確保するための開発が進められていますが、実用化はまだ将来のこととなりそうです。

いざという時の護身術について

安全性の確保がままならなかったとしても、新幹線を利用しなければならないという方は多いことだと思います。

ここに、いざという時に役立つ護身情報をまとめてみました。

座席を外して盾とする

これは、昨年6月の事件の際に話題になった方法ですが、実際に座席を外したことのある方は少ないのではないでしょうか?いざという時のために座席の外し方を理解しておきましょう。

相手の刃物を奪い取る

これはYouTubeでも有名なローコンバットの護身術になるのですが…こんなに屈強な身体を持っていて、日頃から鍛錬を積んでいればとは思いますが、普通の人が参考にするべきではないでしょう。

逃げる

やはり最強の護身術は逃げるということになると思います。ただし、新幹線という閉ざされた空間の中でどれほど自由が効くのかという問題はついて回ります。その時々の状況に左右されてはしまうと思いますが、しっかりと自分の身を守る意識を大切にしましょう。

居眠りをしない

いざという時にでもすぐ反応ができるために、極力公共の場での居眠りは控える習慣を持つようにしましょう。「居眠り」って人間なら当たり前かと思っているでしょうが、世界的に見ると日本人だけに顕著に見られる習慣でもあり、実はこんなタイトルの書籍まで出版されていたりするのです。

『世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった!』

最後に

いかがでしたか?世界有数の安全性を誇る日本ではありますが、100%安全な訳ではないですし、100%安心できる訳でもありません。自分の身は自分で守ることができるよう、日頃から意識高い行動を心がけて行きましょう。

最後に、こちらの書籍が話題になっているみたいです。

『ハサミ男』(殊能将之)