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森保一がアジア杯初の快挙達成⁉︎初優勝の1992年大会を振り返る

森保一監督がアジア杯史上初の快挙に挑戦!

サッカー日本代表を率いる森保一監督が、いよいよアジア杯の決勝に挑みます。対する相手はカタール。最新のFIFAランキングでは93位と日本の50位に比べて大きく見劣りしていますが、直接対決での戦績は2勝4分2敗と全くの互角となっています。

このカタールとの決勝戦、日本が見事に勝利を収めればアジアカップでの決勝戦は負けなしの5連勝となり、アジアカップでの優勝5回は史上最多を更新することになります。またもう一つ、とても興味深い記録がかかった一戦でもあります。それは、この一戦に日本が勝利を収めると、森保監督は監督としても選手としてもアジア杯を制覇した史上初めての人物となるのです。

今大会の結果はW杯ロシア大会の中心メンバーであった本田圭佑選手や香川真司選手、またキャプテンだった長谷部誠選手らを代表から外し、積極的な世代交代を推し進めた中でのものですから、決勝戦までたどり着けたことだけでも「半端ない」ことなのに、「監督としても選手としてもアジア杯を制覇」となれば森保監督はさらに「半端ない」監督とも言えるのではないかと思います。

選手・森保一が制覇した1992年大会とはどんな大会だったのか?

1992年に日本の広島県で行われたアジア杯は、第10回目となるアジア杯でした。その時日本代表を率いたのはハンス・オフト監督で、キングカズこと三浦知良選手やゴンゴールの中山雅史選手などがA代表として出場をし、この時初めての優勝に輝いたのでした。そして森保一監督も当時は背番号17番を背負い、A代表の選手としてアジア杯の優勝に大きく貢献をしたのでした。

1992年の出場国は日本、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イラン、カタール、タイ、中国、朝鮮民主主義人民共和国の8カ国と、今大会の24カ国と比較するとかなり少なく感じてしまいますが、それだけアジアのサッカーが成長してきているということなのでしょう。

10月30日 グループリーグ vsアラブ首長国連邦代表

この試合は記念すべき初の本拠地開催として、尾道市にあるビンゴ運動公園で19時にキックオフを迎えました。先発メンバーには、三浦知良選手やラモス・ルイ選手と共に森保一選手が先発フル出場を果たしました。試合の結果は0-0のスコアレスドローとなり、日本代表は初戦に勝ち点1を手にすることとなったのでした。しかしこの試合、森保一選手は勝矢寿延選手と共にイエローカードを1枚もらってしまいます。

11月1日 グループリーグ vs朝鮮民主主義人民共和国代表

日本代表の2試合目は、広島市内にある広島広域公園陸上競技場にて14時のキックオフで行われました。この試合は前半に失点を喫してしまいますが、後半に中山雅史選手のゴンゴールで同点に追いつき、1-1の引き分けで試合を終えています。この試合でも森保一選手は先発フル出場を果たします。

11月3日 グループリーグ vsイラン代表

グループリーグ突破をかけたリーグ最終戦はイランを対戦相手に迎えます。前の試合と同じ広島広域公園陸用競技場で14時のキックオフにて行われた試合は、初戦の10000人、2戦目の32000人を超えた37000人の観衆が見守る中で行われました。試合は両チーム譲らない緊迫した試合展開となっていましたが、後半終了間際に三浦知良選手が値千金のゴールを決め、見事1-0で勝利を納めグループリーグ突破を決めています。この試合でも森保一選手は先発フル出場を果たし劇的な勝利に貢献をしています。

11月6日 準決勝 vs中国代表

出場国が8カ国しかない大会ですので、グループリーグを突破すれば残す試合は準決勝と決勝の2試合となります。試合は広島市内の広島スタジアムで16時30分のキックオフにて行われましたが、日本代表は開始早々1分に先制を許してしまい、厳しい戦いを強いられました。しかも後半にはゴールキーパーの松永成立選手がレッドカードを受け退場をしてしまい、数的不利な中で試合は進んで行きました。結果は、福田正博選手、北澤豪選手、中山雅史選手のゴールにより3-2のスコアで勝利を納め、決勝進出を果たしたのでした。この試合でも森保一選手はフル出場を果たすのですが、試合の途中でイエローカードを1枚もらってしまったのでした。

11月8日 決勝 vsサウジアラビア代表

決勝戦は広島広域公園陸上競技場にて、サウジアラビアを相手に行われました。試合は14時35分、日本代表のアジア杯初制覇を期待する60000人の大観衆を前に始まりました。結果は前半に高木琢也選手が決めた虎の子の1点を守りきり、1-0のスコアで日本代表がサウジアラビアを下し、アジア杯の初優勝を決めたのでした。そしてこの試合、森保一選手はイエローカードの累積によって試合への出場が叶わず、ベンチで歓喜の瞬間を味わうことになったのでした。

今度こそ決勝戦を思う存分味わう

1992年のアジア杯、日本代表選手として初めての戴冠を経験した森保一監督ですが、先にも述べたように監督としての優勝に王手をかけています。それが実現されればもちろん史上初の出来事になるのですが、森保一監督自身は1992年大会の決勝戦への出場が叶わなかったわけですから、この試合にかける意気込みは「半端ない」ものであるはずです。

カタールとの一戦は決して楽なものにはならないと思いますが、森保一監督がここまでの采配と同じように的確なタクトを振るうことで日本代表をアジア杯5度目の優勝に導き、森保一監督が現役時代に叶えることのできなかった決勝での戦いを、思う存分に味わって最高の結果で締めくくってもらいたいと思います。

 

2019年2月1日(金)アジアカップ決勝
ザイードスポーツシティスタジアム
日本代表vsカタール代表
23時キックオフ(TV朝日、NHK BS1にて生放送)