野球

丸佳浩と坂本勇人が強力タッグを結成!二人に見える共通点とは?

2018年11月7日、丸佳浩は国内FA権の行使を表明。読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズがその獲得に名乗りを上げ、残留を慰留する広島東洋カープとの三つ巴が繰り広げられました。それから22日後の11月29日、丸佳浩はFA権を行使し、読売ジャイアンツへの移籍を発表。晴れてここに、読売の丸佳浩が誕生したのですが、5年契約の年俸総額が25億5000万円とも言われる破格の契約を手に入れた丸佳浩という男は、どのような男なのでしょうか?ここに解説をしていきたいと思います。

プロ入り前の丸佳浩

’†‹ž

千葉県の勝浦市に生まれ育った丸佳浩は、高校への進学も地元の千葉県にある千葉経済大学付属高校に進学をし、野球部へ入部をします。千葉経済大学付属高校の卒業生からは、丸佳浩以外にも元ヤクルトスワローズの川島亮投手や、元DeNAの松本啓二朗選手などがプロ野球の世界へと進んでいます。 

高校時代は2006年の夏の甲子園に出場し、2年生ながら「3番・右翼」として試合に出場し、現千葉ロッテマリーンズの大嶺祐太投手からヒットを記録しています。高校3年になると投手に転向し、エースとしてチームを牽引していきます。関東大会を制覇し、春の選抜にも出場。1回戦では岐阜の中京高校に勝利をしています。高校通算49本塁打を放った打棒を評価され、2007年の高校生ドラフトで広島東洋カープから3巡目で指名を受けました。

この年のドラフトでは、仙台育英高校からヤクルトスワローズへ入団した佐藤由規投手、大阪桐蔭高校から日本ハムファイターズに入団した中田翔選手、成田高校から千葉ロッテマリーンズに入団した唐川侑己投手が「高校ビッグ3」と呼ばれ、注目を浴びていました。しかし、高評価を受けていた同期たちをごぼう抜きにし、その年の出世頭に立ったのが、丸佳浩だったのです。

ちなみに2019年シーズン、プロ入り同期たちの年俸は次の通りとなっています。(複数年契約の場合は単年計算)丸選手の出世ぶりが突出しているのが分かるのではないでしょうか。

丸佳浩と同期高卒ルーキーの年俸比較(2019年度契約)

  • 丸佳浩(広島にドラフト3位入団) 5億1000万円
  • 中田翔(日ハムにドラフト1位入団) 2億8000万円
  • 岩嵜翔(ホークスにドラフト1位入団) 9500万円
  • 唐川侑己(千葉ロッテにドラフト1位入団) 5600万円
  • 佐藤由規(ヤクルトにドラフト1位入団) 340万円

 プロ入り後の丸佳浩(下積み編)

今では球界を代表するスラッガーとなった丸佳浩ではありますが、高卒ルーキーの当初から一軍で通用した訳ではもちろんありません。春先にはノロウイルス、秋には左肘を痛めてしまったり、直ちに真価を発揮するには至りませんでした。けれど、入団一年目の2008年6月にはウエスタン・リーグの月間MVP受賞をしています。当時、高卒ルーキーがウエスタン・リーグの月間MVPを受賞するなんて初めてのことであり、その秘めたる才能のつぼみが少しずつ膨らんできていたのでしょう。
 
 の翌々年の2010年には初めての一軍昇格を果たし、9月21日のヤクルトスワローズ戦でプロ初安打とプロ初打点を記録しています。そして入団から4年目の2011年には一軍で131試合に出場し、一軍定着の飛躍のシーズンを過ごし、その後着実に成績を伸ばし、現在に至っています。ちなみに、丸選手の2軍当時の成績は以下の通りになっています。

丸佳浩 2軍成績

2008年 46試合出場 打率288 本塁打1 打点18
2009年 69試合出場 打率222 本塁打1 打点16
2010年 92試合出場 打率277 本塁打4 打点30

プロ入り後の丸佳浩(ブレイク編)

2011年に131試合の出場を果たし、一軍に定着したかと思われた丸佳浩であったが、翌年の2012年には出場試合数を106試合と減少させてしまいます。しかし2013年のシーズンに大きな飛躍を果たします。

打率は273ながらも29盗塁を記録し、セ・リーグの盗塁王を獲得するのです。また、中堅の守備でも堅実さを発揮し、初のゴールデングラブ賞を受賞します。そして、その活躍が認められ、シーズンオフには背番号が「63」から現在の「9」へと変更となり、名実共に一流選手の仲間入りを果たすことになるのです。

その後、2014年には144試合の出場で打率310、本塁打19、打点67を記録し、自己最高の成績を残すと共に、守備でも多くのファンを魅了し2年連続のゴールデングラブ賞を獲得します。さらに、リーグトップの100四球、リーグ2位の出塁率も評価され、初のベストナインにも輝くこととなります。

このように、高卒ルーキーから着実に力をつけ、その才能を開花させた丸佳浩ですが、そのブレイクの軌跡を今シーズンからチームメイトとなる坂本勇人選手のブレイクの軌跡と比較してみたいと思います。(ちなみに坂本選手は丸選手の一年前に読売ジャイアンツにドラフト1位で入団しています。)

丸佳浩と坂本勇人の成績比較

〈2008年〉
丸佳浩  1軍出場なし
坂本勇人 144試合出場 打率257 本塁打8 打点43

〈2009年〉
丸佳浩  1軍出場なし
坂本勇人 141試合出場 打率306 本塁打18 打点62

〈2010年〉
丸佳浩  14試合出場 打率158 本塁打0 打点1
坂本勇人 144試合出場 打率281 本塁打31 打点85

〈2011年〉
丸佳浩  131試合出場 打率241 本塁打9 打点50
坂本勇人 144試合出場 打率262 本塁打16 打点59

〈2012年〉
丸佳浩  106試合出場 打率247 本塁打4 打点22
坂本勇人 144試合出場 打率311 本塁打14 打点69

〈2013年〉
丸佳浩  140試合出場 打率273 本塁打14 打点58
坂本勇人 144試合出場 打率265 本塁打12 打点54

〈2014年〉
丸佳浩  144試合出場 打率310 本塁打19 打点67
坂本勇人 144試合出場 打率279 本塁打16 打点61

〈2015年〉
丸佳浩  143試合出場 打率249 本塁打19 打点63
坂本勇人 130試合出場 打率269 本塁打12 打点68

〈2016年〉
丸佳浩  143試合出場 打率291 本塁打20 打点90
坂本勇人 137試合出場 打率344 本塁打23 打点75

〈2017年〉
丸佳浩  143試合出場 打率308 本塁打23 打点92
坂本勇人 142試合出場 打率291 本塁打15 打点61

〈2018年〉
丸佳浩  125試合出場 打率306 本塁打39 打点97
坂本勇人 109試合出場 打率345 本塁打18 打点67

昨シーズン、丸選手は39本塁打と過去最高の本塁打数を記録し、坂本選手は打率345とこちらも過去最高の打率を記録しました。この二人が並ぶ打線を想像するだけで、今から心踊ってしまいますね。個人的には2番に坂本選手、3番に丸選手と二人を並べる打線にすることで、大きな相乗効果を生み出しそうな気がしています。あなたが思い描く打線はどんな感じでしょう?